(ネタバレあり。注意)
給付金詐欺にあった角田 (かくた) 課長。
鏑木亘は角田の息子を装って詐欺グループに潜入する。
詐欺グループのリーダーはどうやら伝説の詐欺師「Z」と呼ばれる人物らしい。
なぜ彼が「Z」と呼ばれるようになったかというと。
かつて「伝説の詐欺師X」なる人物を詐欺で出し抜いたことからつけられた呼称。
何しろ相手は伝説の詐欺師。
潜入した亘はどうやって右京に連絡し、
右京はどうやって詐欺師「Z」に迫るのか?
そういうストーリーです。
詐欺師Zと右京のタイトルどおりの「欺し合い」。
捜査一課の伊丹、芹沢、出雲から角田まで総動員されて詐欺グループとのアドリブ通話が繰り広げられる。
意外や意外の「Z」の正体は明かされるし、なんと!!
「Z」に破れた「X」まで登場する。
その辺りの「欺し合い」はおもしろい。
だけれども。
「Z」と「X」を逮捕する証拠は何なんだ?
状況証拠しかなくて自供しかない。
二人とも自供してくれたからいいようなものの(よくはないかもしれん。裁判で勝てるのか?)自供以外の決定的証拠を右京は提示できなかった。
その証拠まで出せたら右京は「欺し合い」の真の勝利者になれたのにね。
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