(ネタバレあり。注意)
今回の「2045」で、
「ファンタスマゴリ——どうなっちゃったんだ、『相棒』?」に書いた危惧が少しだけ解消された気がする。
自己学習するコンピューターがはらむ危険性がアメリカなどで指摘されはじめている。
そういう時事問題を敏感に、そしてちゃんとドラマに仕立てているのは『相棒』ならでは。
一応「ネタバレあり。注意」と書きはしましたが、
今日はストーリー自体にはあまり触れる気がありません。
(わるくない謎解きでしたが)
なんてったっていちばんスリリングだったのは、
容疑者のオフィスで灰皿を見つけた杉下右京がタバコを吸おうとする場面。
結局吸わないのですが、
タバコを求めてポケットに手を突っ込むところまでは行った。
右京がかつて吸っていて、久しく登場していない「ダンヒル・インターナショナル」の赤い箱が出てくるんだろうか?
いやいや、
いまや入手できないはずの「ダンヒル・インターナショナル」が出てくるはずはない。
いまや入手できないはずの「ダンヒル・インターナショナル」が出てくるはずはない。
だとすると出てくるのは(当然、右京だからイギリス煙草の)「シルクカット」か?
などとあれこれ想像させてくれました。
相棒の冠城亘(かぶらぎわたる)がやって来てから、
特命係の部屋は前より広くなってますよね?
パーティションで区切られた右京の奥のデスクで冠城はコーヒーを飲んでいる。
コーヒーとタバコ。
悪魔の誘惑のコンビネーションです。
喫煙者のわたしは
長年にわたってタバコを控えている右京にとって、
冠城のコーヒーの香りはさぞやつらかろう、と思います。
右京がその点で冠城に爆発したりしないかな。
そんなあらぬ展開を期待したりした今日の小さなエピソードでした。