ひょっとしてのぞいて下さったロザリアンがいるかもしれないのでお答えします。
はい、今週末に引っ越すことになってしまいました。
庭はほったらかしです。
現在の荒れ果てた庭 |
これまでは、借家ながら100坪を超える庭でイングリッシュ・ガーデンをせっせと造っておりました。怒られるでしょうが、狭い庭でバラを育てる工夫が書かれた記事など自分には無縁だと思っておりました。
でもそれなりに苦労はしたんです。
笹がはびこり、高い木に囲まれた武蔵野の庭。
10年ほど前に転居してきたときには現在の1/4ほどの面積しかありませんでした。
笹と雑木と藤ヅルに覆われた無残な庭でした。
笹を根絶やしにするために1.5mほど掘り返し、ていねいに笹の根を取り除きました。
枝打ちをした木 |
日当たりを良くするために6mほどまで大木を登り、恐怖にふるえながら大枝を落としました。冬ごとに何十袋の腐葉土・牛糞・堆肥をすき混み土壌を改良しました。
アーチを立て、敷石を敷き、宿根草や低木とともに50株以上のバラが咲くようになりました。
ヨーランド・ダラゴン |
ディスタント・ドラムズ |
基本的には無農薬。仕事が忙しいので時間があまりとれませんが、それでもバラが咲き乱れる庭になりました。朝、窓を開けるとバラの香りが部屋に入ってくるイングリッシュ・ガーデンです。
たいしたロザリアンではありませんが、ちょっと自慢できるのはオルソラ・スピノーラ。
廊下から見下ろす位置にピンクのバラを植えようと思ってコンパクトな四季咲きを探しました。
つるバラと化したオルソラ・スピノーラ(これは2年前。昨年は倍の大きさになった) |
購入したオルソラ・スピノーラは、コンパクトどころではなく、幅4m高さ3m弱のみごとなつるバラになり、数え切れないくらいの花を咲かせ続けました。
新居に持っていこうかと植え替えをトライしたのですが根が張りすぎていて断念。
置いていきます。
玄関前に現れたニホンアナグマ |
朝、コジュケイの声で目を覚まし、タヌキやニホンアナグマがやってくる。
東京とは思えない環境でした。
新居は庭とも呼べないわずかな空間があるだけ。
ほとんどのバラを置いていきます。
狭い庭にバラを咲かせる工夫がはじまりそうです。