何度か投稿した吉祥寺『ザ・パッション』で遅いランチ。
お気に入りのイタリアンです。
この店、いつもおいしいのですが、今日は特においしいと思いました。
カメラを持っていかなかったのがかえすがえすも残念。
仔羊のラグーソースパスタのランチに、
「冷製ローストポークのトンナートソース」
「春竹の子のラルドのせ」
のハーフサイズを足しました。
恥ずかしながらトンナートソースを知りませんでした。
トンノ(ツナ)にケイパー、レモンなどを加えたもので、
上質のオリーブオイルをかけ回してある。
ローストポークと絶妙に合う。
これとランチの前菜でグラスワイン赤が空いた。
2杯目を頼むかどうか迷ったのですが、結局頼みました。
気温は低いけれど春の日がベランダにさしている。
昼間っからほろ酔いになりたい景色です。
白か赤かも迷ったのですが赤に。
「2杯目は少し味を変えてみました」とさりげなく言って持ってきてくれました。
この店のふつうのグラスワインも決して悪くないのですが、
2杯目を一口飲んで格段においしいのがわかりました。
グラスワインのレベルじゃない。
思わず「おいしい。葡萄はなんですか」
と尋ねました。
大サービスしてもらったので書いていいものやらわからないのですが、
2杯目は2005年のネッビオーロでした。
(ネッビオーロは北イタリアの高級な葡萄です)
しっかりボディーですがエレガント!
春竹の子は、タケノコよりも「ラルドのせ」に惹かれて注文しました。
ラルドは脂身100%の真っ白なハムです。
(英語の「ラード」に相当します。ラードはもちろんハムではないですが)
昔、フィレンツェのパニーニ屋で、
トッピングの棚に、左から順に赤身がだんだん減っていって右端がラルド、という風にハムが並べてあった。
パニーニにのっけたラルドをオーブンであぶってとろけた上に、
トマトと黒オリーブのソースをかけてもらいました。
おいしかった。
それ以来ラルドが好きになりました。
で、『ザ・パッション』のラルドですが。
特級品のラルドだそうです。
記憶の中のフィレンツェのパニーニ屋のラルドよりはるかに上質。
ソテーした香り高い春竹の子の上でとろけたラルドはちょっとチーズっぽくて絶品。
日差しがさすベランダに出てタバコを吸いながら食後のコーヒーを飲む。
至福の時間でした。
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