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2014年2月9日日曜日

佐村河内守の代作事件:続き

昨日の続きです。

佐村河内守のゴーストライターであったことを告白した新垣隆が自分は「共犯者」だったと言ったことはおかしいんじゃないかと書きました。

新垣隆がゴーストライターであったことで何の社会的被害は生じていないと思うからです。「聴力を失った被爆二世の作曲家」という物語を信じた人は、本質的に音楽とは関係のない「物語」を信じただけのことですから、音楽的な被害は生じていない。

新垣隆はあまりにくそ真面目な人なんだと思う。
もしこの件で桐朋学園大学の非常勤を首になるとしたらほんとに気の毒なことだ。
首になるきちんとした理由がわからない。



夕食のときに娘がわたしより鋭いことを言った。

「『共犯者』なんて言う必要はないんだよ。
『佐村河内守は俺が育てたんだ』と言えばよかったんだ。『聴力を失った被爆二世の作曲家』というコンセプトで作った音楽プロジェクトでしょ。デヴィッド・ボウイが『ジギー・スターダスト』という架空のシンガーをコンセプトに曲を出したのとたいしてかわらないじゃん」

なるほどと感心しました。






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