♪らっふろいぐ、らっふろいぐ、らふろいぐーはアイラ島♫
(明治チョコロートのメロディーで。わからないか)
というわけでラフロイグ10年を飲んでます。
スコットランドはアイラ島のシングルモルト・ウィスキー。
ウィスキーはいい記憶が少ない。
わたしが大学生の頃は、ウィスキーを飲んでた人が多い。貧乏学生だったから★トリの「白」とか「スーパー◎」とかの安ウィスキー(同じメーカーの現在のウィスキーはなかなかすばらしいものがあります)。
ろくでもない酒だったと思います。
酔うためにだけ飲むような酒。いきがってガンガン飲んでたいてい気分が悪くなった。
大人になってバランタインを飲んでうまいと思ったけど、若いときの記憶が残っていて敬遠していた。
以上は全部「ブレンデッド・ウィスキー」。
いろんな樽のモルトを混ぜてバランス良く作る。有名な「ジョニ黒」とかもそうです。若いとき飲んだやつはそのモルト自体の質がどれも良くなかったんだと思う。
ラフロイグは「シングルモルト・ウィスキー」
仕込みの樽はひとつだけ。モルトの質がもろに出る。
個性的です。
アイラ島のシングルモルトは、ピートの香りが特徴的なウィスキー。
ウィスキーのイメージががらりと変わって、去年からはまりました。
なかでもラフロイグはピートの香りが強烈。
「ウィスキーの燻製か!?」
と思うくらい。
うまいです。
スコットランド→イギリス海軍
という無理矢理のつながりで、ダッフルコート。
今週あんまり寒いんでダッフルコートを引っ張り出してきた。
あったかーーーーーーい。
元来はイギリス海軍のコートです。
当然「ネイビーブルー(海軍の青)」が正式です。防寒に優れた起毛ウールの「メルトン生地」で作る。
裏地はつけない。裏地があるとボートに乗ったときなんかに海水が入って往生するから。
北海の寒い海の軍艦で着用するから、手袋をつけたまま着脱できるように、ボタンではなくトグルでとめるようになってます。
合理的。
なだけでなく、士官が着るコートだから正装でもあります。
知らない人が多いけど、ダッフルコートはフォーマルなパーティーに着ていってかまわない(もちろんクロークに預ける)。ネイビーブルーでないとだめだけど。
なんかの映画で、ショーン・コネリーがタキシードの上にダッフルをはおっていた。海軍にいたときのイギリス皇太子も公式な場でダッフルを着ていたと記憶しています。
イギリスのマッキントッシュなんかが有名だけど、わたしのダッフルはイタリア製。
本格的だけど細身で気に入ってます。もう何年も着ている。
やや重いのが難点ですけど、防寒性能はすばらしい。
ダッフルだけでなく、コートは軍隊起源が多い。
ピーコートも海軍コート。
トレンチコートは陸軍。肩のストラップは、双眼鏡や銃のベルトをかけるためのもの。またトレンチ(塹壕)から負傷した仲間をひきずり上げるときの手がかりになるためのものでもあります。
フォーマルに使えるのはダッフルだけです。
コートの歴史って意外に血なまぐさいですね。
0 件のコメント:
コメントを投稿