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2020年12月16日水曜日

「超・新生」——『相棒』Season19

テンポがいい。
そして遊びがあった。

贋作を売っていた野原の列車飛び込み事件の真相は何か?
贋作は暴力団「扶桑武蔵桜」のシノギだったのだが、
組長桑田圓丈と親交のある内村刑事部長から捜査への「待った」がかかる。

そういうストーリーなのですが。

これまでこのブログで何度か懸念を表明してきた登場人物・出雲麗音 (いずもれおん)
今回は出番が多かった。
そして純情さと老獪さのブレンドがよかった。
扶桑武蔵桜組の贋作工房への半グレ集団の襲撃に居合わせてしまった
特命係・伊丹刑事ら・内村刑事部長。
出雲麗音は、応援の要請を内村刑事部長から止められてとっさに扶桑武蔵桜に連絡する。
そのリアルポリティクスがいい。
サイバー犯罪課の青木とともに特命係の「変な同志」の仲間入りを果たしたなと思いました。

その襲撃現場で頭を強打された内村刑事部長。
回復後の変貌ぶりに笑ってしまう。
これまで描かれてきた組長・桑田圓丈との関係からすると意表を突く展開。
このあと内村をどう扱うかは難しいとは思うけどなかなかの冒険だと思います。
「超・新生」というタイトル、見終わると意味がわかって笑っちゃいました。

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