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2026年3月30日月曜日

こうなった!『リブート』

 (ネタバレあり)


最終回もどんでん返しの連続。それを逐一書くのはやめますが。

すばらしかった。

絶体絶命の冬橋と儀堂=早瀬を救うのが「しぇるたー」の仲間にして合六(ごうろく)の一味、霧矢。冬橋と霧矢は合六の組織を乗っ取る決意をする。

一香=夏美を捕らえた合六と、百億を手にした儀堂と冬橋の駆け引きはスリリング。

合六とつながっていたはずの警察本部長牧田 (まきた) が、合六の100億で政権を得て「日本の未来」を作ろうとする野党党首の兄に怨念を晴らし、兄を逮捕する!

しかし合六は儀堂=早瀬の母と息子を監禁し、ガソリンをまいて焼死させようとしている。二人を救おうとケーキ屋にやってきた一香=夏美も監禁されてしまう。

監禁された母と一香=夏美がいい。

母は一香が夏美であることに気づいていた

家族3人を救うために戦う足立刑事もいい。


冬橋は組織を乗ったったあとどうするつもりだと合六に問われ、「しぇるたー」で「家族のない子どもたちを救う」と答えます。

合六は、なんてちっぽけな、自分は日本を変えるために牧田の兄に100億を渡すのだ、と言うのですが。

彼は自分のことばにしっぺ返しをされる。本部長牧田から「牧田議員を有罪にする証言をしないなら香港の組織が合六の家族を殺すだろう。自分は圧力をかけてそれを阻止できる。あなたは証言せずに牧田議員を救って『日本の未来』を作るのか、それとも家族を守るのか」と問われ、頭を下げて「家族を守ってください」と言う。

本部長牧田自身もまた、家族を守るために戦い抜いた儀堂=早瀬に負けを認めざるを得ない。


「大切な家族を守る」その力が見事に描かれていると思うのですが。

その「家族」が血の繋がり=肉親で終わっていないところが何よりすばらしい。


逮捕されて手錠をかけられた一香=夏美は、一香の妹綾香と最後の面会をします。

綾香は一香=夏美がほんとうの姉でないことを知っていた!

しかし。

「(本物の)一香はあなたのことだけを考えていた。だからあなたはなんとしても生きなければならない」と切々と訴えた一香=夏美の去り際に、綾香は

「ありがとう、お姉さん

と言うのです。

「ほんとうの姉」として接してきた夏美への、もう姉妹愛としか言えない言葉です。


だからこのドラマで描かれる「家族」は血のつながった家族に限定されていない。冬橋の「しぇるたー」の家族もそうです。

「家族性」とでも呼ぶべき「家族」。その価値が肯定されていることが『リブート』で私がいちばん胸打たれた点です(回復された早瀬家だって肉親だけれど両親の顔は変わってしまっている。いわば他人を家族として再び受け入れる=リブートしているんじゃないでしょうか)。


綾香は海外で手術を受けるため、空港を出発しようとしている。

それを密かに見送るのは、あの悪徳弁護士海江田!

彼は一香=夏美との約束をきちんと守ったのです。一香=夏美が綾香の「ほんとうの姉」であると確信して。


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