2015年10月19日月曜日

オステリア・ウン・パッソ in 蒲田

「オステリア・ウン・パッソ(Osteria Un Passo)
蒲田駅東口にあるイタリアン。
きちんと作った創意ある料理を出します。

何度か行ったことがあってお気に入りの店。
以前にも投稿したことがあります(前の投稿はクリックしたら飛べます)。
金曜日に気心の知れた仲間と訪れました。

今回はコースではなくアラカルト。
けっこう楽しめたので忘れないうちに投稿しておきます。


前菜は2品。
「真鯛のカルパッチョ」はカラスミを散らしてました。
おいしかったけどさほどの意外性はない。
地中海ではカラスミをよく食べます。
(日本より断然安いので、わたしはギリシアやトルコに行くとカラスミを買って帰ります)
生のポルチーニ

もうひとつは季節の生ポルチーニ。

たぶん1人前を3人に分けてくれたので、量は少ない。
でもスターターなので2品とも満足。
白ワインといっしょに楽しみました。

ここのワイン選びは楽しい。

好みを言うと数本見つくろって並べ、
適切で楽しい説明をしてくれます。

わたしたちは「ヴィーニャ・ロッカ」を選びました。
時間経過とともに味が変わっていく、というのが今日の料理の進み具合にぴったりだと思ったので。

樽仕込みじゃないのですが、写真の通り、濃い藁の色をしてます。
前菜のときは
「ちょっと軽すぎるのを選んじまったかなー」
と思ったのですが、
説明の通り、パスタが出てくるあたりからぐっとコクが出てきました。


パスタは2品。

何の魚だったか、もう忘却の彼方のパスタ。
材料は忘れちゃったけどこれはすばらしかったです。

緑のソースは九条ネギ。
これにチラリとではなく大胆な量のディルを合わせている。
このソースがすばらしかった。

いつだったかテレビで日本料理の中村孝明が、
釣りたてのスズキ(だったと思う)を、
仰天するような量のディルと他の香草といっしょに合わせて調理してたのを思い出しました。
とてもおいしそうだった。
ディルは個性的な香りだから他の香りと合わせるのを躊躇しちゃうんだけど、
(わたしはそうです)
意外にいろんな香りと合うのかもしれません。

このパスタを食べて、
ディルはほかの香りと合わせて平気なんだ、
自分でもいろいろ試してみようと思いました。

黒ムツ

平麺のトマトソースパスタもおいしい。
この辺で赤に切り替えました。



メインの魚は黒ムツ。


肉はドングリだけを食べたイベリコ豚。
ピンク色に焼き上げた豚すばらしいっ!
脂身がさわやかです。
並べられた食後酒


満足して食後酒を。
いろんなのを並べて説明してくれます。

わたしたちは、
一人がシボーナのグラッパを、
残り二人がバラの花のリキュールを選びました。
わたしはバラの花。
左がバラの花、右がシボーナ。


グラスから馥郁たるバラの香りが立ちのぼります。
香りだけじゃなく、
色もバラ色。


満足満足。


最後にシェフが挨拶に出てきてくれた。
若いのにびっくり。
いい料理人です。



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