2013年12月8日日曜日

メカジキのラグー・パスタ

少し前にメカジキの麻婆豆腐を紹介しましたが、
たぶん、そのアイデアの元になっているのが
イタリアのメカジキのラグー(いわゆる「ミートソース」)パスタです。

ミートソースの肉の代わりにメカジキを使います。

『決定版 落合務の基本のイタリアン』はよく参考にしている料理本のひとつです。

(現在品切れのようです。同じ講談社から出ている右の
『新今日から使えるシリーズ  落合務の基本のイタリアン』
はこれの改訂版じゃないかと思うんですが見ていません)

この本に出ている
「かじきとズッキーニのラグー・リングイネ」は、
どちらかというと「シーフードの軽やかなパスタ」というコンセプトだと思います。

わたしが一度イタリアで食べたものは、
しっかりした重めのソースで、
しかしメカジキを使っているので軽さも同時にある、
という感じでした。とてもおいしかった。

落合務を大いに参考にしながら、
でも、よりしっかりめを目指したアレンジを加えてあります。

白ワインのほかに、赤ワインを加えます。
また、シーフードにパルミジャーノをかけるのは邪道だと思いますが、
あえて使います。
パスタは太めのものが合うと思います。

「しっかりソースだけど、ミートソースよりは軽やかなパスタ」というコンセプトです。



メカジキのラグー・パスタの作り方

【材料(3人前)】
パスタ(太めのもの)   300g
メカジキの切り身     2~3切れ
ブラウン・マッシュルーム   半パック(一つかみくらい)
タマネギ         半個
乾燥トマト        4枚
ニンニク         1片
水煮トマト        1缶
パルミジャーノ      大さじ3(削っておく)

塩・黒胡椒        適量
オレガノ         少量
EVオリーブオイル      適量
白ワイン(純米酒でも可) 大さじ3
赤ワイン         大さじ3


【1 材料を切る】
切り始める頃に鍋でたっぷりの湯を沸かし始めます。

(1) ニンニク、タマネギはみじん切り。ブラウン・マッシュルームはスライス。
(2) メカジキはみじん切り。わたしは冷凍の切り身を使うので、半解凍の時にみじんにします。楽ちんです。

【2 ソースを作る】
(1) フライパンでオリーブオイルを温め、ニンニクを焦がさないように炒め煮る。
(2) タマネギとブラウンマッシュルームを入れて炒める。
(3) メカジキを入れて、塩、黒胡椒、オレガノ、白ワインを加え、水気を飛ばすように炒める。
この段階ではまだ水気があります。
もう少し炒める。

落合務は、このときメカジキを細かくしすぎると旨味が逃げてしまうので固まりが出来るように炒める、と書いてます。そうした方が確かにおいしいです。

(4) トマトを加える。この辺で、湯に塩を入れてパスタを茹で始める(このソースは煮すぎる心配はあまりないのでもう少しあとでもかまいません)。袋の指示より1分短めに茹でて下さい。

落合務はここでローズマリーを入れるのですが、このソースに関する限りわたしの好みではありませんでした(娘は「うーーーん、針葉樹の匂いのパスタだな」とコメント)。ローズマリーがお好きな方はどうぞ。
このくらいまで水分を飛ばします

(5) 赤ワインを加え、乾燥トマトを料理ばさみで切って入れる
(トマトソースに乾燥トマトを加えるとコクが出ます)。
味を調整しながら、水っぽさがなくなるまで煮る。




【3 あえる】
くれぐれも、茹で上がったパスタを皿に入れて上からソースをかける、ということはなさらないように。

ざっと湯切りしたパスタをソースの中に入れ、フライパンをあおって(出来ない人はトングで激しく混ぜて)、パスタとソースをなじませます。

皿に盛り、パルミジャーノをふりかけたら完成です。








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