2012年11月11日日曜日

穂高だより

10年ほど前に安曇野市穂高の中古の別荘を買いました。
借家住まいで、本宅より先に別荘をもつことに。


穂高は、学生時代から夏のゼミ合宿で来ていて好きな土地。
日光の麓や北軽井沢など見てまわって、結局ここに決めました。


美しい土地です。
二つの山地に挟まれた細長い盆地。
隣人であり、恩師でもあるK先生は
「ギリシアのスパルタに似ている」と言います。

確かに似ている。

でもそれだけではない。


ゲニウス・ロキー genius loci という言葉があります。
「土地の霊」という意味です。

神秘主義者ではないが、
穂高を見て、とても良いゲニウス・ロキーがいる気がしました。

買ってしばらくはあまり使っていなかったのですが、昨年から夏に長期滞在しはじめました。来客も増えた。

不思議なことに家が活き活きしはじめた気がします。
夏の別荘
今日の別荘



家がゲニウス・ロキーになじみはじめた、というのでしょうか。
あるいは、


来客の気配によって家が呼吸しはじめた、というのでしょうか。


夏。北アルプスから押し寄せる雲の波
夏。反対側の山並みの雲


今日の景色
今日は、その別荘にネットを引く工事の立ち会いに行きました。
はからずも紅葉狩りになりました。

当たり前ですが、夏とはすっかり変わった景色。











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