前回の投稿の「蒸し鶏」を作ると鍋に蒸し汁が残ります。
これを冷蔵庫に一晩入れておくとプルンプルンの煮こごりに。
うまみのあるこの煮こごりを利用するのが「ツナのムース」。
けっこうおしゃれな前菜だと思います。
ブラウンのハンドブレンダー |
(蒸し鶏を作らなかった場合は水で代用。その分粉ゼラチンの量を増やします。でも蒸し鶏の残り汁を使った方が断然おいしいです)
ハンドミキサーかハンドブレンダーが必要です。
本格的なハンドミキサーはかさばるのでわたしはBraunのハンドブレンダーを使ってます。
高くないしこれで十分。コンパクトで、刃の部分は食洗機で洗えます。
ツナのムースの作り方
《材料》(2,3人分)
ツナの水煮缶 2缶 (140gでした。100g以上あればいいと思います)
アンチョビ 2枚
蒸し鶏の煮こごり 60ccくらい
固形ブイヨン 1/4~1/3かけくらい
生クリーム 120cc
粉ゼラチン 3g (煮こごりがなくて水を使う場合5gくらいかな)
塩・黒胡椒 適宜
ドライシェリー 小さじ1/2 (なくても可)
ピクルス 適宜 (ただし甘い「スイートピクルス」じゃないもの)
オリーブ 黒でもグリーンでも適宜
パセリ 適宜
ラスク 甘くないものを適宜
キュウリなどの飾り野菜を適宜
【作る】
1) 冷蔵庫から蒸し鶏の煮こごりを出して、表面の白い脂をスプーンでざっと取り除く。
2) その60ccを小鍋に移して中火にかけ、固形ブイヨンを加える。
ブイヨンやフォンドヴォーはプロの料理人に任せておけばいい。家庭で作ったら材料の調達から手間まで大変なことになります。
3) 80°くらいになったら
(計ったことありません。指先を突っ込んで「あっちっちっ!!」くらい)
粉ゼラチンと、あればドライシェリーを加えてよーーく混ぜる。手動の小さな泡立て器でシャカシャカやると楽ですね。
4) ジップロックなどの容器に移したら、氷水を入れたボールで軽く混ぜながら粗熱を取る。
5) それに水気を軽く切ったツナ・適当に切ったアンチョビ・生クリームを加え、ハンドミキサー でウィーーーンとかき混ぜる。ペロッとなめて味見して塩・黒胡椒で味を整える。
冷やしているあいだに、パセリをみじん切り、ピクルスを薄切り、つけ合わせのトマト・キュウリなども薄切りにする。
7) 冷えて固まったら(ゼラチンが足りなくて固まらなくても大丈夫。鍋でもう一度温めてゼラチンを足してよくかき混ぜ、再度冷やせばいいだけ)、皿にポコンと移し、ピクルス・オリーブ・パセリで飾る。
【完成】
横に添えてあるのはアスピック・ゼリーとアボカドソース。
アスピック・ゼリーは余った煮こごりにブイヨンを入れて粉ゼラチンで固めて冷やす。わたしはブランデーをちらっと落としてディルを加えました。
なくたってかまいません。
アボカドソースは彩りを考えて添えたのですが、まったくの無駄でした。
ムースとたいして合わない。無視してください。色を考えるならキュウリでOK。
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