2015年9月22日火曜日
吉祥寺のイタリアンいろいろ(続報)
「ヴァ・ベーネどうした?——吉祥寺のイタリアンいろいろ」で、
西荻窪寄りの店を探索してみたい、と書きましたが。
昨日も用事で吉祥寺に出たので、さっそく西荻寄りを探索してみました。
ということで吉祥寺イタリアンの続報です。
イタリアンじゃなくてスペイン・バルだけど、
「ふくろう」は何度か行ったことがあって好きです。
小さな店。
その近くに
「Talk Back(トークバック)」という地中海料理の店があって、
割りに客が入っているので前から気になってはいました。
で、ランチを食べに入ってみた。
客でいっぱいです。
若い人が多い。
「豚肩肉のなんちゃら風トマトソース」のランチを頼みました。
「なんちゃら風」と書いたのは忘れてしまったからですが、
スペインの地方だったのはまちがいない。
で、グラスの赤ワインを頼みました。
混んでるせいか、主菜の豚肉が出てくる前に飲んでしまいました。
(わたしはのんびり食べるのが好きなので、よっぽど長時間待たされるのでないかぎり鷹揚にかまえてます)
ふと、「スペイン風なんだから辛口のシェリーといっしょに食べたいな」
と思いまして、グラスのシェリーがあるかどうか店員に尋ねました。
びっくりしたのは、
どうやらシェリーのことを知らなかったこと。
あせった様子で冷蔵庫をいろいろあさって、ようやく1本持ってきて
「これでいいでしょうか?」と。
幸いなことに甘口ではないフィーノという種類だったのでそれを頼みました。
きっと冷蔵庫の中には、マンサニージャとかアモンティリャードとかもあったと思うのですが見つけられなかったんだと思います。
誠実な態度でした。
ワインのグラスではないシェリー用のグラスで出してくれました。
でも、
「地中海料理」と歌うんだったら、
フロアーの店員さんにシェリーのことくらいちゃんと教えてよね。
料理はふつう。
悪くはないです。
カウンター席だったから厨房の様子が見えましたが、
手際もいい。
でもなんで行列ができるのかはわかりません。
パスタは絶対にたいしたことないと思う。
作ってるのを見てわかります。
でもデミグラソースのオムライスはおいしそうだったな。
何より、料理人がこれを作ってるとき楽しそうな様子だったし。
また来る機会があったらこれを頼んでみたいと思いました。
出してくれたフィーノがおいしかったことから想像すると、
夜はランチと違って本格的なのかもしれません。
しかしなんでまた「Talk Back」なんていう素っ頓狂な店名にしたんだろう?
追加。
サンロードから東急に向かうアーケードの2階に、
イタリアンとは言えない「洋食屋」なんだけど、「ダルジャン」という店がありました。
昭和の香りのする古びた店でしたが良心的。
何より、昨今のイタリアンのパスタはイタリア人が怒り出しそうなくらい量が少ないのに、ダルジャンはしっかり量があった。
ついに閉店したようです。
学生時代にリーズナブルな洋食をありがたいと思った店です。
「吉祥寺が変わってゆくな」(それはそれでいいことなんですが)
とあらためて思いました。
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