藤田まこと亡き後、北大路欣也主演の『剣客商売』新シリーズが始まりました。
北大路欣也、やっぱり固い。ちょっと息苦しい。
しかし、大川の流れを巡る風土と空気を伝える池波正太郎の原作を外さない立派な脚本。
池波正太郎なら外してはならない料理の世界も楽しく再現されてます。
剣戟もそこそこ。
でもなーー。
杏(あん)はなんとかならんのか?
杏さん、決して嫌いではないのですが。
和服の着こなし何とかならないのかと思います。
それに、女剣客の役なのに
怒り肩で(怒り肩の剣客というのはあり得ません)
すり足もできず、お辞儀をするときに畳のへりに平気で手をつく。
誰か助言する人はいなかったのか?
と思います。
『相棒』の小料理屋「里の花」の二代目女将、
鈴木杏樹もそうなんですが、
和服を着たら和服の身のこなしをしなければならないのに、
情けないほどできてない。
というか、
和服の身のこなしという、日常とはまったく別の動きの体系が存在するという
想像力そのものがない気がします。
あらためて言うまでもありませんが、
着物は単なる「きれいな服」ではない。
着物は単なる「きれいな服」ではない。
立ち居振る舞いの体系を背負った物体です。
洋服が、和服とはまったく別の立ち居振る舞いの体系を背負った物体であるのと同じように。
わたしもたいしてできるわけではないが、
和服の時には和服の姿勢と身のこなしを努めてするし、
洋服の時には膝を曲げずに歩くヨーロッパの歩き方をするように心がけています。
物はそれぞれの文化の歴史を背負っている。
その歴史を踏まえたときに、
その物の本来の美しさがあらわれてくる。
そういうもんじゃないでしょうか。
反対の意味で、
歌って踊っているときの中居正広は本当に美しい。
(先ほどひさしぶりにMステーションでその姿を見ました)
(先ほどひさしぶりにMステーションでその姿を見ました)
SMAPの中できわだっています。
「洋服」の動きが一人だけ身についている感じがします。
鈴木杏樹はもう無理でしょうが、
若い杏さん、和服の動き、勉強して下さい。
(あ、今気づいたけど、どちらも「杏」だ)
(あ、今気づいたけど、どちらも「杏」だ)
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